- 2025.07.16
全但バス株式会社 神姫バス株式会社

経営危機からの再出発
かつて全但バス株式会社は、債務超過に陥り経営破綻の危機に瀕していました。そんな中、神姫バス株式会社が出資し、全但バスの再建を支援するプロジェクトが始動しました。大規模なリストラが一段落した後、再建担当者様から弊社コンサルタント(石見)に寄せられたご依頼は、事業の立て直しと成長戦略の策定、そして従業員の士気向上という喫緊の課題への支援でした。
組織に漂う不安と停滞感
規模縮小と大規模なリストラを経験した社内には、従業員の間に不安とプレッシャーが蔓延し、前向きなマインドを醸成することが不可欠な状況でした。そこで事業再生プロジェクトチームが立ち上げられ、高速バスの運行本数や路線の増加、ポイントカードの発行、広報部の新設といった具体的な施策が議論されます。しかし、チームの進捗は停滞し、従業員の不安は解消されず、組織は崩壊寸前の状況にありました。
突破口となった「但馬・食文化まつり」への挑戦
その状況を打開するきっかけとなったのは、危機感を持った一人の社員からの「但馬・食文化まつり」へのブース出展提案でした。当初は参加予定がなかったこのイベントに対し、プロジェクトチームのメンバーだけでなく、他の社員やボランティアも加わり、全社を挙げた一大プロジェクトへと発展していきます。
イベント当日、全但バスのブースには多くの来場者が集まり、地域の方々からの温かい励ましの言葉が社員たちの意識を大きく変えることになります。この経験を通じて社内の雰囲気は一変。お互いをフォローし合う関係性が築かれ、停滞していたプロジェクトも再び活発に動き出したのです。弊社コンサルタント(石見)は、この過程でチーム運営の支援や個別の相談に応じ、従業員の皆様が抱える不安や不満の解消をサポートしました。
確かな成長と未来への展望
弊社が関わってから約9ヶ月後、全但バスの社長様からは「会社が変わり始めている。リーダーもすごくよくやってくれているから、これでやっていけそうだ」という力強いお言葉をいただきました。
その後、全但バスは順調に業績を伸ばし、新規事業の立ち上げにおいては新たな雇用を創出するまでに至りました。これは、困難な状況下でも諦めずに努力し続けた社員一人ひとりの頑張りが実を結んだ瞬間です。